”オリジナル童話 雨のお話(前半)” 2016/09/26 04:30 Share on Facebook Copy URL Report ”オリジナル童話 雨のお話(前半)”しとしとと雨の降る夜 小さな子供が母親に尋ねました子「おかあさん、雨ってなーに?」漠然とした質問に母親はキョトンとしてしまいました子「くつは外を歩くためのもの、シャベルは砂をほるもの、雨はなんなの?」しばらく間をおいて 母親は子供に語り始めました母「私がこの前、病気で少し寝込んでしまった時、あみちゃん、苦しそうにしている私を見て心配そうに見つめながら泣いてしまったでしょう?」子「うん」母「あみちゃんが同じように何かで苦しんでたら、私も泣いてしまうでしょ?」子「うん、おかあさん すぐ泣く」母「そうね。 大切な人が辛そうにしているのは悲しいから、私はあみちゃんが辛そうだと悲しくて涙がでてしまう。あみちゃんは私のこと好きかな?」子「おかあさん大好き」母親はにこりと優しい笑顔になって 語り続けた