無心になりて 野原にて横になれば 目に映るは行き交

無心になりて 野原にて横になれば 目に映るは行き交う雲 出雲隙間にて小生照らす太陽 肌に触れるは映らぬ風と季節の香り 耳澄ませば流るる水の音ひしめき合う葉の囁き 夏の候にて葉桜の葉は赤く染まり落ちる落ち葉 緑を彩る夏終われば 紅いろどる秋きたれり 移り移る刻の世で命は芽吹きまた散らせる 衆生長らく良きかな良きかな 残されし命費やし幾度の指揮を眺るるや 寂しくも悲しい 故に この命燃やす意味を幸に置き換えましては 命の終わりもまた美しかな※自作

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